蝶と貝殻- 1 蛾

登録番号P-276-1
作者名三岸 好太郎 1903-1934
大きさ(cm)30×23
制作年1934
技法・材質彩色・紙・冊子
解説蝶と貝殻は、31歳で夭折した三岸最晩年の重要な主題でした。筆彩素描集『蝶と貝殻』は、モティーフから構想したイメージを集めた画集です。水彩素描を原画として凸版印刷したものに、三岸が手彩色を加え、100部限定で出版されました。三岸は旅行中も鞄に貝殻を入れて持ち歩き、取り出しては画想を練っていたといいます。海に面した窓辺に置かれた貝殻を描いた〈旅愁〉を起点に、形が形の連想を生み、貝殻からはヴィーナス誕生、蝶は雲の上、海の上へ。三岸のイメージは白昼夢のごとく飛躍していきます。

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