<河童百図>白藤源太の睨らみ

登録番号J-205
作者名小川 芋銭 1868-1938
大きさ(cm)59.5×59.5
制作年1937
技法・材質紙本・淡彩・軸装・円相
解説白藤源太は、江戸時代に活躍した力士と言われていますが、実在したかは定かではありません。現在の千葉県いすみ市の出身で、身長は2メートル近く、体重160キロ以上の大男で、歌舞伎や浄瑠璃の題材にもなりました。月岡芳年の「和漢百物語」には夕涼みをする白藤源太とその足元で相撲をとる河童が描かれ、画賛に、力比べをしようとした河童を白藤が投げ殺したと記されています。本作はその後日談でしょうか。白藤が一睨みしただけで河童が一目散に逃げ出す様子が描かれています。

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