黄色い首巻(人物)

登録番号W-55
作者名中西 利雄 1900-1948
大きさ(cm)63.5×51
制作年1930
技法・材質水彩・紙・額装
初出展覧会等第19回日本水彩画会展
解説中西利雄は、油彩画より劣るとみられていた水彩画を一貫して研究し、油彩画に匹敵する絵画芸術として成立させた画家です。昭和3年、中西は「絵画それ自体」を学ぶため、当時水彩画の本場であったイギリスではなくフランスへ渡りました。本作品は、フランス女性をモデルに、不透明水彩(グワッシュ)で描かれています。油彩画的な効果の出るグワッシュを用いることで、色彩が濁らずに強さをもつ新しい水彩画表現が可能となりました。

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