夜の宴

作家山本常一 ヤマモトジョウイチ
制作年1979年
材質、技法(形状)ブロンズ
作品寸 (縦、cm)45
作品寸法 (横、cm)18.5
作品寸 (奥行、cm)37.5
作品識別番号Ⅰ-1055
公開解説鳥の彫刻家として知られた山本が、特に好んでいた鳥はこの作品で取り上げられているフクロウです。実際にフクロウを何匹も飼育していた山本は、次のように述べています。「わが家のフクロウは外出から帰った私の声を聞いただけで、ヂェッヂェッと呼びかけてうれしそうにバタバタ羽ばたく。顔を出して名前を呼ぶと静かになり、じっと私を見つめる。一安心というところか。自分の存在を認めさせた満足感にひたってでもいるのだろう。いずれにせよ、こうなれば可愛さはまた格別である。人に飼われている鳥が幸福か不幸かはともかく、私には大切な仕事の相棒なのである。」山本にとってフクロウが、仕事にとって重要なモデルであり、かつ愛情を注ぐ対象でもあることが分かります。片足を少し上げてこちらをふりむいて見ているかのような表情が、愛くるしい作品です。

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