袋もつ鳥

作家山本常一 ヤマモトジョウイチ
制作年1980年
材質、技法(形状)ブロンズ
作品寸 (縦、cm)39
作品寸法 (横、cm)22
作品寸 (奥行、cm)37.5
作品識別番号Ⅰ-1054
公開解説兵庫県神戸市生まれの山本は、大分県中津市で育ちます。日本大学中退後、映画会社の東宝の特殊撮影製作に一時従事していたこともあります。1949(昭和24)年に新制作派協会の会員となりますが、この頃より姿の美しさに魅せられて鳥の彫刻の制作をはじめ、多数の作品を生みだしました。生態をつぶさに観察するために、様々な鳥を実際に飼い、野鳥に餌付けをするなど、鳥に囲まれた生活の中から生まれた鳥の姿は、美しさと同時に山本の鳥に対する愛情あふれる眼差しが感じられます。「袋もつ鳥」とはペリカンですが、大きなくちばしのある大きな頭は、曲線を描く細い首に支えられて上向き加減で、水かきのある足の踏ん張ったポーズとともに、どこかユーモラスです。

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