地平線の午後

作家峯田義郎 ミネタヨシロウ
制作年1980年
材質、技法(形状)ブロンズ
作品寸 (縦、cm)143
作品寸法 (横、cm)49
作品寸 (奥行、cm)91
作品識別番号Ⅰ-1017
公開解説 少年の平面的な胴体は、まだ幼さの残る筋肉の隆起をみせながらまっすぐ前を向いています。像は全体として、左右対称で正面からの視点を強調した外観を示していますが、くるぶしあたりで軽く組んだ脚や、高さをわずかに違えて下ろした両腕の左右非対称により、左右対称の印象は揺るがされ、かすかな動きの感じ、生命感が漂っています。この作品は、作者の峯田義郎が1970年代後半から開始した「午後」のシリーズのうちの一点です。けだるく間延びしたような午後、しかしそこに吹き込む一瞬のすきま風。それは人々の心をかすめる不安や焦燥感などに似たものかもしれない…。そんな日常生活の心象風景を視覚化したのがこの「午後」のシリーズだと作者は語っています。

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