女性の顔 

作家ヴィヨン,ジャック ヴィヨン,ジャック
制作年1924年
材質、技法(形状)油彩・布
作品寸 (縦、cm)39.5
作品寸法 (横、cm)31.8
作品識別番号Ⅳ-222
公開解説〔國富奎三コレクション室 常設展示室〕  
 人体を分析的に把握して絵画化することを追求したヴィヨンは、1920年代から幾何学的な抽象絵画を手がけ始めました。この作品《女性の顔》を制作する以前の1920年から21年には、弟レイモンが制作した、詩人ボードレールの彫像を、銅版画で描写しています。頭部を対象として描かれたこの版画作品は、球体を思わせる頭や、斜めから捉えられた顔の陰影などが特徴的で、形体把握の実験的試みであったと考えられます。その成果がこの《女性の顔》にも反映されています。
 人物の額から顎にかけての輪郭や鼻の形など、頭部はキュビスム的な手法で描かれており、線と彩られた面による大胆な画面構成からは、同時期の幾何学的抽象絵画の影響が読み取れます。

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