裸婦 

作家オットマン,アンリ オットマン,アンリ
制作年1915~1920年
材質、技法(形状)油彩・布
作品寸 (縦、cm)21
作品寸法 (横、cm)26
作品識別番号Ⅳ-209
公開解説〔國富奎三コレクション室 常設展示室〕 
 オットマンはルノワールに強い影響を受けた画家です。特に裸婦画においては、その反映を顕著に見ることができます。本作《裸婦》における豊満な裸婦の存在の重みや甘美さはルノワールの作風に通じます。より官能的な作品においては、新古典主義を想わせるものがあり、裸婦像表現の伝統に向かう画家の眼差しが窺えます。
 オットマンは光こそが作品を永遠たらしめるものと考えていました。この《裸婦》における煌めくような画面は、繊細な緑の色調で表現された自然の光を表しています。緑の濃淡を用いて表現された背景の中心に、頬や手足の血色を見せるように体の先端部分をほのかに赤く染めた裸婦が描かれています。この緑と赤はオットマンが好んで使用した色でした。彼の手法の特徴がこの作品にもよく表れています。

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