読書する裸婦

作家デスパーニャ,ジョルジュ デスパーニャ,ジョルジュ
制作年1930年
材質、技法(形状)油彩・布
作品寸 (縦、cm)53.2
作品寸法 (横、cm)44.4
作品識別番号Ⅳ-196
公開解説〔國富奎三コレクション室 常設展示室〕 
 デスパーニャの初期の作品は印象派、特にルノワールに傾倒し、この作品でも主題となっている裸婦像を多く手がけています。加えて花のモティーフや、母子、子供も主要なテーマとしました。とりわけ後期には室内画を描き、人物と空間による親密な雰囲気を穏やかな色調で表現しています。1920年代から30年代に、室内の情景を描いた作品を多く残しており、この作品も画家がこのテーマを追求するなかで制作した作品と考えられます。
 デスパーニャはナビ派の画家たちと交流をもち、その影響も受けたといわれ、太い線で描かれた花瓶や果物の輪郭、平面的に配された色面など、ナビ派の作品に共通する特徴を見出すことができます。《読書をする裸婦》では、花や模様のある壁、そこに掛かる画中画に囲まれるようにして、座って読書をする裸婦が描かれています。画面は平面的で、装飾的な印象を与えますが、後期のデスパーニャの関心をよく示す作品です。

PageTop