髪に花を飾る少女

作家ルドン,オディロン ルドン,オディロン
制作年1900~1910年
材質、技法(形状)パステル・紙
作品寸 (縦、cm)32
作品寸法 (横、cm)23.5
作品識別番号Ⅲ-222
公開解説〔國富奎三コレクション室 常設展示室〕 
 ルドンが描く絵画は、謎めいた夢のような世界に見る者を誘います。詩人エドガー・アラン・ポーやボードレールの文学作品を源泉とし、ルドンは内面の幻想をリトグラフによって絵画作品へと結晶させていきます。また未完ながら、フランス象徴派の詩人マラルメと共作でリトグラフの制作を試みています。ルドン独特の作品世界は文学との交流によって形成されました。
 1870年代から80年代には、モノトーンの黒い作品群を制作します。人体の頭部や樹木といったモティーフを繰り返し描きました。1900年代に入ると鮮やかな色彩が画面を支配するようになり、新しいモティーフとして花が描かれます。この作品では頭部と花々が共存しています。パステルが優れた効果を発揮し、夢とも現実とも知れぬルドンの世界を提示しています。彩色されたこの手の作品は、新しい芸術を求める画家達に少なからぬ影響を与えました。

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