小公園  

作家デュフィ,ラウル デュフィ,ラウル
制作年1920年頃
材質、技法(形状)油彩・布
作品寸 (縦、cm)38
作品寸法 (横、cm)46
作品識別番号Ⅱ-163
公開解説〔國富奎三コレクション室 常設展示室〕 
 デュフィは、時代様式の特徴を反映させながら、独自の世界を拓いた画家です。デュフィの画面から奥行が消えるのは、フォーヴィスムの画家とみなされ始める頃からです。1919年にポール・ポワレというデザイナーに出会ったデュフィは、テキスタイル・デザインを手がけ、1920年代までこの分野で本格的に活動しました。染色制作の過程で、技法上の特性として輪郭と色の面のずれを体験したデュフィは、絵画制作にこの経験を生かしていきます。
 デュフィは1919年から20年にヴァンスに滞在し、太陽の光に照らされた風景を満喫しました。この《小公園》も明るい画面に仕上げられています。平面的に構成され、ところどころ短い曲線で簡略に描かれた木の葉など、細部は装飾的に表現されています。ここにも画家の特徴である、色と線のずれが見られます。この傾向は、後年、一層強まり、色と線がそれぞれ独立した動きを示すようになります。

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