水着の女

作家伊東傀 イトウ カイ
制作年1981年
材質、技法(形状)ブロンズ
作品寸 (縦、cm)220
作品寸法 (横、cm)56
作品寸 (奥行、cm)52
作品識別番号Ⅰ-52
公開解説 水着を着た女の像は、表面は全体に起伏のない硬い冷ややかな質感となっており、身体の各所はデフォルメされています。脚は長く細く、対照的に胴体部分はどっしりしていて、腰のくびれや左右に離れた乳房のふくらみ、優美な腕と手のしぐさが印象的です。首は驚くほど長く、顔は小さくソラマメのようなひしゃげた形をしていますが、くぼんだ部分が正面を向いていることで、見る者の視線を顔の中央にひきつけます。作者の伊東は、裸体でなく本作品のような水着の女を多く手がける理由を、次のように語っています。「量の単純化を希いとする私の仕事の方向の中で、水着は不用の凹凸を消してくれるし、それが裸に最も近く、そして水着の女は現代の 現実の一つの姿である故でもある。」

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