エーゲ海に捧ぐ

エーゲ海に捧ぐ

作家木内 克 キノウチヨシ
制作年1972年
材質、技法(形状)ブロンズ
作品寸 (縦、cm)36
作品寸法 (横、cm)50.5
作品寸 (奥行、cm)226
作品識別番号Ⅰ-401
公開解説古代ギリシャのアルカイック彫刻に魅了された木内克は、1971年に憧れの地であったギリシャを訪れ、その後に制作されたのがこの《エーゲ海に捧ぐ》です。木内はこの作品について、「エーゲ海を見ていたら人間が最初に生まれてきたのはこんなところとじゃなかったか。この作品で私は人間の解釈が分かってきました。」と語っています。そして、人間の体の前と、背後の美しさを統合した結果、この作品のように平らな人体になったといいます。また、「両手がないのは必要が無いからです」とも語っています。腕や顔を省略した、大胆な女性像は、伸びやかで平面的な身体に光を浴びて、人間の生命の輝きを放っています。

PageTop