端午の節句

名称ヨミタンゴノセック
時代不明
解説端午の節句に屋根に菖蒲とヨモギを軒先に差して魔除や厄除けをする。夕方、ヨモギ1本と菖蒲2本を束にして一束を屋根の上に投げ、あとは各出入口の軒下に差す。神棚にも供える。
菖蒲とヨモギを屋根に上げないと「阿子木生まれで、顔は人間、身体が大蛇の八太郎が来る」と言った。
菖蒲は薬草で万病を癒し、邪気を祓うとされている。屋根に上げた束と軒に差した束が暫く雨風で飛ばされないで、そのままの状態で残っていると作物の実りがいいと言った。翌日の節句のため1~2斗の餅を搗く(つく)。ごぼうけぇぁば(オヤマボクチのこと)という山に生えているゴボウの葉に似た植物を入れると、ヨモギを入れるよりも上手い。
オヤマボクチはキク科ヤマボクチ属の多年草。アザミ類であるが、山菜として「ヤマゴボウ」と称される。
サイズ
地域阿子木・帯島・二ツ屋
資料ID005OS00111

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