小子内海岸のノリ養殖

名称ヨミオコナイカイガンノノリヨウショク
時代昭和(戦後)
解説育て耕す漁業目指すが昭和44年ごろ境に衰退
ノリは養殖が始まる以前は、岩などに自然に生育しているものを自家消費用に採取する程度であったが、昭和34年、5年ごろより久慈水産事務所の指導によ養殖を試みたところ、大変成果があったため始められた。この頃より『獲る漁業から育て耕す漁業』に脱皮することを願って実施され、その結果、相当の成果をあげ小子内では研究会を作り、ノリ網の11カ月冷凍保存したものを使用し成果をあげている。
しかし、ノリそのものは暖流系の海藻であるため、九州や西日本などで大規模な生産体制を整えたこと、韓国など外国産ものが安価で多量に輸入されるようになったため、昭和44年ごろを境にして種市をはじめとして、この地方の沿岸の養殖ノリは衰退、現在ではほとんど生産販売されていない。
サイズ
地域小子内
資料ID101TS00065

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