北澤映月

作家名(ヨミ)キタザワエイゲツ
生没年(西暦)1907-1990

略歴・解説

京都府京都市生まれ。本名智子。1923年上村松園塾に入門。1932年松園の紹介で土田麦僊の山南塾に入門。映月の号を受ける。1936年改組帝展に初入選。師麦僊没後、1938年第25回院展に《婦女》が初入選、以後入選を重ねる。1941年には小倉遊亀につぐ女性2人目の同人に推挙された。1960年東京に移り、翌年から日本美術院評議員を務める。1970年第55回院展出品《ねねと茶々》が内閣総理大臣賞、1980年第65回院展出品《朱と黒と》が文部大臣賞受賞。江戸時代の京都や江戸の町娘の日常風俗や、歴史上の女性を主に描き、色彩の豊かさを基にやわらかく気品の漂う映月様式の美人画を確立した。

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