村上早

作家名(ヨミ)ムラカミサキ
生没年(西暦)1992-

略歴・解説

群馬県に生まれる。2016年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻版画コース修了。自身の抱える恐怖や痛みといった心の傷と、銅板に描画するためにつける傷とを重ねあわせ、心の傷を版に写し取るような気持ちで制作できることに親和性を覚え、大学3年生から本格的に銅版画制作に取り組む。高浜利也に師事。在学中の2015年にFACE優秀賞、山本鼎版画大賞、トーキョーワンダーウォール賞を立て続けに受賞し、新進気鋭の版画家として一躍注目を集めた。切断された動物の体、えぐりだされた臓器、虐げられた少女や落下、流血といった穏やかならざる光景が、1mを超える大画面に、素朴な線描、シンプルな色彩で表現される。私的な体験を起点としながら、近年は世相をも反映しつつ、重層的なイメージが込められた作品を制作している。

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