山下大五郎

作家名(ヨミ)ヤマシタダイゴロウ
生没年(西暦)1908-1990

略歴・解説

東京都台東区生まれ。実家は裕福な表具屋。1901年、藤島武二に木炭画を学び、東京美術学校西洋画科に入学。1904年、成績優秀につき飛び級して卒業。翌年、アメリカ経由で渡仏。グラン・ショーミエールでラファエル・コランに学ぶが、国立美術学校に転じフェルナン・コルモンに師事。留学中の5年間に古典絵画から印象主義まで幅広く学んだ。また、ルノワールに深く傾倒し、影響を受けた。1910年帰国。1914年、二科会の創設に参加。以降二科会に出品を続ける。1931年再渡仏。ここで屏風や敦煌の仏画の修復に携わる。これを機に油彩画の修復や保存を学び、この分野の日本における草分けとなった。温かい眼差しで捉えた、明るく温和な家族の肖像で知られる。

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