井上三綱

作家名(ヨミ)イノウエサンコウ
生没年(西暦)1899-1981

略歴・解説

福岡県筑後市生まれ。神主の家庭に育つ。小倉師範学校卒業。岸田劉生、セザンヌ、ピカソなどの研究ののち、郷里の坂本繁二郎に師事。1926年第7回帝展に《牛》が初入選。1928年大磯尋常高等小学校の教諭となる。1950年第4回美術団体連合展に《しゃがみかけた牛》を出品し、イサム・ノグチらに高く評価された。1947年、箱根町の早雲寺に居住し、本格的に東洋思想に傾倒する。1952年小田原市入生田に居住。戦後は油彩をやめ、キャンバスや紙の上に胡粉を塗り、弁柄や墨、岩絵具で描き、ガラスで絵肌の表面を掻き落とすといった独自の表現方法を生み出した。

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