伊藤彬

作家名(ヨミ)イトウアキラ
生没年(西暦)1940-

略歴・解説

兵庫県西宮市生まれ。1963年に東京芸術大学日本画科を卒業。同年、新制作協会日本画部初入選。翌年、新制作協会展で新作家賞受賞。1970年文化庁現代美術選抜展に出品。1972年新制作協会会員。1974年創画会の結成に参画。幻想の画家ルドンの黒に影響を受けつつ、80年代後半から墨色を全面にだした作品を描く。90年に文化庁買い上げとなった《帰林鳥語》は表現の画期となる作品で、「うつろいゆく自然」をテーマに現代的表現を深化させる。1990年、1992年に「自選展」「日本画現代の視覚展」(新潟市美術館)出品。1991年第7回「横の会」に木炭・墨を中心とする色彩を抑えた「火」を発表。1995年からは、木炭・墨だけによる「山水」シリーズを展開。実景山水ではない、直感によるイメージを純化させた世界を描く。1996年から、中島千波らとグループ目を結成。08年当館にて「伊藤彬展―モノクロームによる現代の表現」展を開催。

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