下村観山

作家名(ヨミ)シモムラカンザン
生没年(西暦)1873-1930

略歴・解説

和歌山県和歌山市生まれ。本名晴三郎。1881年一家で上京、狩野芳崖に師事。1886年芳崖の紹介で橋本雅邦に入門。1889年東京美術学校に第一期生として入学。この頃から観山と号す。1894年同校にて教鞭をとる。1898年、横山大観、菱田春草とともに日本美術院創立に参加。1903-05年文部省留学生として渡英し水彩画を学ぶ。1906年日本美術院移転に際し五浦に移住。1912年天心の紹介により原三溪の支援を受け、翌年に横浜に転居。1914年横山大観らとともに日本美術院を再興。1917年帝室技芸員となる。狩野派をはじめ、やまと絵、琳派など古画の研究と卓抜した技法による作品を残す。

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