柄鏡

名称ふりがなえかがみ
大分類工芸
員数3面
法量まとめ①径23.3 柄長9.7 縁厚0.6 ②径23.6 柄長9.2 縁厚0.4 ③径24.0 柄長10.8 縁厚0.6
時代江戸~近代
世紀19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 鍍錫した銅製の柄鏡3面で、ともに吉祥模様が表されており、「福寿」の文字とともに打ち出の小槌・隠れ蓑・隠れ笠・巾着・鍵・宝珠・七宝・丁子を散りばめた宝尽し文柄鏡(植田山城守藤原吉正作)、仙人が住む海上の島に松と鶴亀を表した蓬萊文柄鏡(西村豊後掾藤原政重作)、そして波濤と岩礁、鶴亀と満月を表した蓬萊文柄鏡(天下一藤原吉次作)である。戦災で焼失した和歌山市内の商家に伝来したもので、家が焼ける前に掛軸などとともに郊外に疎開して難を免れたという。嫁入り道具であった可能性もある。

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