瑞芝焼 青磁東方朔桃耳花生
名称ふりがな | ずいしやきせいじとうほうさくももみみはないけ |
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大分類 | 工芸 |
種類補足 | 陶磁器 |
員数 | 1口 |
材質 | 陶磁器 |
付属品 | 桐内箱・杉外箱・包裂 |
法量まとめ | 高さ44.2 口径22.4 底径18.0 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 19 |
時期 | 後期 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 本品は、古銅器を模した概形で、胴部の正・背面に桃の実を捧げる東方朔を高肉であらわし、左右に桃の実と葉を象った杷手を付けた大型の花生で、口縁部と胴部下方に古銅器の文様を簡略化した文様をあしらったうえ、潤沢な青磁釉をかけている。東方朔は西王母から桃の実を盗み食べて不老長寿を保ったといわれる中国の仙人で、吉祥主題の一つである。造作・焼成ともに優秀で、瑞芝焼の最高傑作と目されるものである。箱書によると、本品は天保9(1838)年に願泉寺英龍が紀州藩主より拝領したものであるが、この願泉寺とは、摂津国西成郡木津村(現・大阪市浪速区大国町)にある浄土真宗の寺院で、英龍は同寺の第38代住職であった。 |
テーマ | まつり/いのり、装い |