月梅図(周瑛詩意)

名称ふりがなげつばいず
大分類絵画
員数1幅
作者野呂介石
材質絹本墨画
法量まとめ縦104.3 横34.8
時代江戸
世紀19
元号文化13
西暦1816
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州の三大文人画家の一人・野呂介石(1747~1828)による月梅図。背景には全体に淡墨や中墨を施して夜を表現し、画面右下から伸びる梅の枝を大きく描いている。画面上部に円い淡墨の部分があり、月を表す。梅の花は白梅で、白く塗り残されている。空の部分は一部に濃淡の強い差が生じており、墨の色むらがはげしい。文化13年(1816)夏、介石70歳の時の落款と、死没直前の文政11年(1828)、介石82歳の時の題詩・落款があり、長文の詩(中国・明時代の周瑛(1430~1518)の七言絶句)を含めて、筆を重ねたことがわかる。

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