明妃出塞図巻写

名称ふりがなめいひしゅっさいずかんうつし
大分類絵画
員数1巻
作者岡延年
材質紙本著色
法量まとめ縦27.3 横261.6
時代江戸
世紀19
元号享和2
西暦1802
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 明妃出塞図とは、中国・前漢時代の王昭君という女性が、皇帝の元帝(紀元前76~紀元前33)から選ばれて、南匈奴の呼韓邪単于のもとへ嫁ぐ場面を絵画化したもの。悲劇の美女の物語として、中国では古くから描かれてきた画題である。本品は、備中国倉敷出身の画人・岡延年(1740~1811)による模写で、緻密な描写や、繊細で清々しい彩色に特徴がある。原本は、祇園南海(1676~1751)によるもので、延年は、享和2年(1802)の自跋の前に、南海の跋文を書風や印章にいたるまで、きわめて精巧に写し取っている。

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