紀の路名所記

名称ふりがなきのじめいしょき
大分類典籍
員数2冊
作者堀宇遷
材質紙本墨書
法量まとめ縦27.5 横19.5
時代江戸
世紀18-19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 熊野古道沿いの名所・旧跡を記した江戸時代の地誌・道中記。新宮城下薬師町に居住した堀宇遷という人物が著した。2冊のうち1冊は、和歌山から田辺、田辺から中辺路で本宮・湯峯、新宮、那智までを記す。紙面を墨線で上下に分け、上段には街道上の基本情報(村・橋・峠・川など)、下段には里程と街道沿いの名所旧跡・故事来歴が記される。もう1冊は、上下を2本の墨線で3分割し、中段の中心に朱線で街道、交差する河川は青線で、その両側に街道沿いの村名が記されている。上段には熊野に向かって街道から右側、下段には左側にみえる名所旧跡の情報が記される。

PageTop