地蔵菩薩立像

名称ふりがなじぞうぼさつりゅうぞう
大分類彫刻
員数1軀
材質木造
法量まとめ像高29.0
時代室町
世紀15
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 和歌山市木ノ本の宮本家でまつられ、「塩焼地蔵」(あるいは塩竃地蔵)とよばれた本尊の地蔵菩薩立像。右手に錫杖、左手に蓮台(宝珠は欠失)をとり、沓を履く。檜の一木から、両手先を含んで彫出し、頭頂や面相部、胸部などに材の朽損や痩せが目立つ。面相部や体躯の表現は整ったもので、制作時期は中世に遡る可能性があり、現時点では室町時代ごろの造像と想定しておきたい。台座・光背・厨子は江戸時代に補われたもので、台座の形式等からは17世紀後半から18世紀ごろの制作とみられる。

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