紀貫之・梅鶯・柳蛙図

名称ふりがなきのつらゆき うめにうぐいす やなぎにかえるず
大分類絵画
員数3幅対
作者岩瀬広隆
材質絹本著色
法量まとめ(中)縦103.1 横32.7 (右)縦103.1 横32.7 (右)縦103.1 横32.7
時代近代
世紀19
元号明治5
西暦1872
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 中央に衣冠束帯の人物、向かって右に梅と鶯、左には柳と蛙の図を配した3幅対の作品である。主題は、紀貫之が書いた古今集の序文にある「花に鳴く鶯、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける」という一節を絵画化したもので、中央の人物は紀貫之と考えられる。和歌や古典文学に取材した大和絵風の絵を得意とした岩瀬広隆(1808~77)の、明治5年(1872)65歳の時の制作である。

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