心の双紙

名称ふりがなこころのそうし
大分類絵画
員数1巻
材質紙本墨書
法量まとめ縦27.0 横999.4
時代江戸
世紀19
元号天保5
西暦1834
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 「心の双紙」は、享和2年(1802)に定信が病に伏していた際、家臣で狩野派の画家であった竹沢養渓(?~1808)に風刺画風の絵を描かせ、人の心に表裏があることを示して警告し、知行合一の旨の詞を定信が書したものである。11段の詞書と絵の組み合せで構成され、画中にはせりふが記され、心の中の姿が「吹き出し」のように描かれている。原本は確認できず、いくつかの機関に写本が所蔵されているようである。本品も写本の一つで、天保5年(1834)に「宮川侯」の模本を借りて再び模写したことを示す「石伍園」という人物による奥書がみられる。紀伊徳川家の南葵文庫旧蔵資料。

PageTop