祇園南海書巻

名称ふりがなぎおんなんかいしょかん
大分類書跡
員数1巻
作者祇園南海
材質紙本墨書
法量まとめ縦31.3 横207.1
時代江戸
世紀18
元号正徳1
西暦1711
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州の三大文人画家の一人・祇園南海(1676~1751)が、正徳元年(1711)の朝鮮通信使を接遇した際に、三使のうち正使・副使に次ぐ序列第3位の、従事官・李邦彦(南岡)に唱和して贈った韻文を記したもの。表題には「承奉和従事南岡李公題大坂五十韻兼抒鄙懐」とあり、通信使が経由した大坂を題とし、また自らの思いを述べたものである。朱・緑・青・黄・白の5色の料紙を用い、やや堅い筆致の行書で整然と記している。『賓館縞紵集』巻上に、「和従事李南岡大坂城五十韻」という表題で収録されている。

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