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南紀男山窯跡採集陶磁器片

名称ふりがななんきおとこやまかまあとさいしゅうとうじきへん
大分類考古資料
員数456点
時代江戸
世紀19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州の三大窯のうちの一つ、南紀男山焼の窯跡付近(有田郡広川町上中野)で、1970年代前半ころに現地で表面採集されたもの。染付で有名であった南紀男山焼の窯であるため、破片も大半が染付のものである。高台の破片もみられるが、「南紀男山」の染付銘を有するものは2点のみで、大半が無銘の日常雑器である。素焼(化粧釉)の破片もあり、その中には「仙馬」の小判形刻印銘のあるものや、偕楽園焼の作品にみられる瑞花文の浮彫のある兜鉢の破片が含まれる。そのほか青磁・色絵、廃窯後に混入した近代の染付の破片もみられる。

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