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七絶詩書

名称ふりがなしちぜつししょ
大分類書跡
員数1幅
作者祇園南海
材質紙本墨書
付属品桐箱・紙畳紙箱・包裂・旧杉箱(旧装入り)
法量まとめ縦90.4 横24.3(表装縦168.8 横31.9)
時代江戸
世紀18
時期中期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説祇園南海自作自筆の七言絶句。秋の川面に浮かぶ、帆を張った小舟の一群を詠んだ詩で、『南海先生後集』に収録される。第4句の「范蠡」とは、中国・春秋時代の越国の功臣の名で、越王・勾践を助けて、呉王・夫差をほろぼし、「会稽の恥」をすすいだ故事(「臥薪嘗胆」)で知られる。その後、姓名を変え、勾践のもとを離れて、各地の川や湖に遊んだという「范蠡泛湖」の故事が典拠である。本紙右上隅に「三山峙処」の白文方印、左下隅に「祇園源瑜」の款記および「源瑜之印」の白文方印と「湘雲主人」の朱文方印が認められる。南海円熟期の筆である。
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