黒牛潟和歌懐紙

名称ふりがなくろうしがたわかがいし
大分類書跡
員数1幅
作者本居大平
材質紙本墨書
法量まとめ縦34.9 横53.3
時代江戸
世紀19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 本居宣長の弟子で、のちに養子となった国学者・本居大平(1756~1833)による、黒牛潟を歌題とする自作の和歌懐紙。万葉の昔に思いをはせながら、現在の情景をあらわしたもので、大平独特の素朴な筆跡により記されている。黒牛潟は、現在の海南市黒江・船尾・日方の黒江湾に臨む一帯のことで、『万葉集』にも3首詠まれた歌枕である。『紀伊続風土記』によれば、昔このあたりの干潟に牛の形に似た黒い石があったことが、地名の由来であるという。

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