七律詩書「龍門石」

名称ふりがなしちりつししょ りゅうもんせき
大分類書跡
員数1幅
作者祇園尚濂
材質紙本墨書
法量まとめ縦99.1 横28.4
時代江戸
世紀18
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州の三大文人画家の一人・祇園南海の次男で、紀伊藩の儒学者であった祇園尚濂(1713~91)による七律詩書。詩の原作は、南海が寛延4年(1751)に鉛山温泉(湯崎温泉、白浜町)を訪れた際に詠んだ2首のうちの1首で、明治26年(1853)に木版刷で出版されているが、原本の南海自筆の書巻も現存している(個人蔵)。龍門石とは、現在も湯崎温泉に残る巨大な石のことで、この石のすばらしさ・不思議さを、感慨を込めて詠んだ詩である。和中金助旧蔵資料。

PageTop