和歌祭行列図絵巻

名称ふりがなわかまつりぎょうれつずえまき
大分類絵画
員数1巻
材質紙本著色
法量まとめ縦27.2 横809.6
時代江戸
世紀18
元号宝暦13
西暦1743
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 江戸時代中期の和歌祭を描いた巻物で、行列の先頭の掃除人の後に、唐櫃・経机・相撲取・根来者・榊・獅子舞・田楽・神子・旗鉾という「先の渡り物」と、神馬・鎗・長刀・弓・日前宮の楽人・童子・神主(岡宮・矢宮・蛭子)・御太刀という「後の渡り物」が描かれており、「練り物」や3基の神輿の描写はみられない。巻頭には、宝暦13年(1763)の影馴亭花鈴(渡辺吉賢)による識語があり、「泰平壮観」の様子を画師・春古に描かせたと記す。続いて、異筆で「御社参」の行列構成が記され、久保重宜や天満の炭谷氏が拝見し、渡辺吉賢が校合したと記される。なお、久保重宜は摂津国東成郡赤川村(大阪市旭区)の庄屋を勤めた人物である。

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