脇指 無銘

名称ふりがなわきざし むめい
大分類工芸
員数1口
法量まとめ全長68.4 刃長53.8 反り1.4
時代江戸
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 鎬造庵棟の脇指で、鍛えは杢目肌、小鎬が長めの中鋒で、刃文は細直刃である。やや腰反り気味で、平肉が薄い華奢な作りで、鎬立ちが弱いが、これは再研磨した際の問題かも知れない。鷹の羽鑢で片山形の栗尻を持つ茎には、漆をかぶせてその上に銘を切っていたようであるが、漆がほとんど剥落しているので、判読することはできない。大和もしくは美濃刀工による江戸時代中期の制作と考えておく。

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