刀 無銘

名称ふりがなかたな むめい
大分類工芸
員数1口
法量まとめ全長84.5 刃長66.8 反り2.3
時代江戸
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 鎬造庵棟の刀で、わずかに腰反りで元身幅が太い姿である。鋒の小鎬が長く、大鋒への指向がうかがわれる。鋩子は焼詰、鍛えは杢目肌、刃文は匂いの締まった細直刃で、わずかに小湾れとなっている。茎は片山形の栗尻であるが、鑢目は錆によりはっきりとしない。江戸初期の大鋒の影響が薄れ始めた、17世紀後半の制作と推定しておく。

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