本草綱目

名称ふりがなほんぞうこうもく
大分類典籍
員数39冊
材質版本
法量まとめ縦22.2 横15.8
時代江戸
世紀17
元号寛文12
西暦1672
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 中国・明代の李自珍(1523~96)が著した百科全書的本草書。慶長12年(1607)に日本にもたらされて以来、江戸時代の本草学に多大な影響を与えた。原著の初版は万暦24年(1596)の金陵本であるが、本品は夏良心による重刊序が含まれていることから、万暦31年再版の江西本の系統を引く。全39冊のうち、序・目録1冊、本篇(巻1~52)33冊、図3冊が本来の構成で、品目附録と奇怪八脈の各1冊はのちに追加されたもの。発行書肆として、序と目録冊の見返しに武林銭衙蔵版とあり、刊記として寛文12年(1672)の年紀がみられる。巻頭に、朱印でそれぞれ「紀伊国学所印」「医館之印」とあり、安政3年(1856)に設置された和歌山城南の岡山文武場内の国学所、もしくは嘉永7年(1854)に設置された江戸・赤坂邸内の国学所で使用されたものと思われる。

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