家忠日記増補追加
名称ふりがな | いえただにっきぞうほついか |
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大分類 | 典籍 |
員数 | 25冊 |
材質 | 紙本墨書 |
法量まとめ | 縦27.5 横18.9 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 18 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 徳川家康の家臣・松平家忠(1555~1600)の孫で幕臣の松平忠冬(1624~1702)が、『家忠日記』(天正5年(1577)~文禄3年(1594))を増補・追加するために、永正8年(1511)~元和2年(1616)の徳川氏創業の歴史を編述した資料。徳川氏をはじめ、織田・羽柴(豊臣)・北条・武田など有力大名の軍事行動・政策や武士社会の生活に関する記事が豊富であり、若干の誤謬はあるが、安土桃山時代に関する基礎資料の一つである。寛文3年(1663)の林鵞峯序、寛文5年の松平忠冬発題、寛文8年の松平忠房跋が収録され、このころ成立したものとされる。本品は、南葵文庫旧蔵の江戸時代中期書写本で、各冊巻頭に、南葵文庫蔵書印と「紀伊国徳川氏図書記」印が捺されている。第1冊末に南葵文庫の寄贈票が貼られ、明治32年(1899)に加地匡郷という人から寄贈されたことが分かる。 |