新著聞集

名称ふりがなしんちょもんじゅう
大分類典籍
員数8冊
材質版本
法量まとめ縦25.6 横17.8
時代江戸
世紀18
元号寛延2
西暦1749
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀伊藩士・神谷養勇軒(1723~1802)の編にかかる18巻の説話集。寛延2年(1749)に、大坂・河内屋茂兵衛により刊行された。12冊本が一般的であるが、本品は同板で江戸・釜屋又兵衛により印行された8冊本である。貞門の俳諧師・椋梨一雪の著した写本『続著聞集』(宝永元年序)から377話を抄出したもので、近世前期の巷間に語られた怪異・奇話の数々を収録する。編者の神谷養勇軒は、本名を小池善右衛門といい、江戸赤坂の紀伊藩邸に生まれ、紀伊徳川家7代藩主宗将(1720~65)に召し出され、本書や藩主一族の日蓮宗信奉を禁じた『挫日蓮』1巻を著した人物である。

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