琴高仙人図
| 名称ふりがな | きんこうせんにんず |
|---|---|
| 大分類 | 絵画 |
| 員数 | 1幅 |
| 作者 | 山本養和 |
| 材質 | 絹本墨画淡彩 |
| 法量まとめ | 縦123.8 横50.7 |
| 時代 | 江戸 |
| 世紀 | 18-19 |
| 寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
| 解説 | 荒々しい波濤から空中へ飛び上がる、堂々とした鯉の背に立つ琴高仙人の姿を描いた作品。鯉が右下の画面をはみだしながら左上へと飛び出し、それにともなって周囲の空気もその方向へ激しく動く様子を描写した、ダイナミックな表現となっている。琴高仙人は鯉の背に立つ姿が一般的であるが、本図では腰に薬草と瓢箪をくくりつけ、巻物を風に翻して読んでいる点など、董奉や左茲といった別の仙人の要素も持ち合わせている。作者の初代・山本養和(1766~1829)は、幕府お抱え絵師の木挽町7代狩野晴川院養信(1796~1846)の門下で、紀伊徳川家10代藩主・冶宝のお抱え絵師の筆頭格となった画人である。 |