ビラ「広島市民ニ告グ」

名称ふりがなびら ひろしましみんにつぐ
大分類歴史資料
員数1枚
法量まとめ縦25.3 横35.8
時代近代
世紀20
元号昭和20
西暦1945
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 昭和20年(1945)8月6日の米軍機による広島への原爆投下後、爆心地からやや離れていた宇品地区にあった軍の船舶司令部は、被爆直後の市民救護や被災復旧などの任務を担った。この資料は、被爆翌日に船舶司令官(広島警備担任)から市民あてに配られたビラで、「人道上許スベカラザル特殊爆弾」による攻撃に対して、戦災復旧を呼びかけたものである。併せて、火傷に対する治療法、負傷者の収容場所、食料や水の配給所などを告知している。旧蔵者の今川冨治は、昭和17年(1942)3月以来、宇品地区の船舶輸送司令部付軍属として勤務しており、原爆投下に遭遇して、この資料を入手したのであろう。

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