十六羅漢図
名称ふりがな | じゅうろくらかんず |
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大分類 | 絵画 |
員数 | 16幅 |
材質 | 絹本著色 |
法量まとめ | 縦96.5~98.1 横40.7~42.3 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 17 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 16幅が揃った十六羅漢図で、おおむね中国・南宋の金大受筆にかかる東京国立博物館・群馬県立近代美術館・ベルリン美術館本と、鎌倉時代の唐招提寺本などの図様をもとにしているものと思われる。全幅にわたり、人物の顔の筆致は優れた出来映えを示しているものの、着衣の文様は形式化がみられ、背景の自然描写は描線の緻密さに欠ける。箱書等によれば、もとは京都・大通寺(京都市南区西九条)に西金居士筆として所蔵されていたもので、のちに粉河・十禅律院に移された。寺伝によれば、紀伊徳川家10代藩主治宝が文政12年(1829)に現本堂を建立したころ、住持・恵澄が奉納したものという。 |