天秤

名称ふりがなてんびん
大分類民俗資料
員数1具
法量まとめ総高72.8 総幅70.5 奥行25.1
時代江戸
世紀18
元号寛政4
西暦1792
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 江戸時代に主に両替に使用された天秤秤で、箪笥状の台上に枘組で門形の秤架を構え、その中央に真鍮製の針口・棹を吊し、棹の両端から紺色の皿紐4本を垂らして、左右に真鍮製皿を吊るという構造である。付属の分銅は、50両・30両・20両・10両(2個)・5両(2個)・4両・3両(3個)・1両・5分・4分・3分・2分の計17個である。天秤の針口を叩いて、調節するための才槌も付属する。付属品は、秤架も含めて全て抽斗に収納される。右下段の抽斗底面には、寛政4年(1792)に代銀73匁で粟生村(有田川町)酒屋要助から庄屋・次兵衛が入手した旨の墨書がある。

PageTop