阿弥陀浄土変相図
名称ふりがな | あみだじょうどへんそうず |
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大分類 | 絵画 |
員数 | 1幅 |
作者 | 真阿 |
材質 | 紙本著色 |
付属品 | 桐箱(大破損・別梱) |
法量まとめ | 縦193.5 横212.2 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 19 |
時期 | 後期 |
元号 | 天保8 |
西暦 | 1837 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 画面を、中央・左辺・右辺・下辺の4区に分け、中央には観無量寿経に説く阿弥陀浄土(極楽)の情景、下辺は地獄図、左辺および右辺は生前の積善と悪業を祖師伝風に、それぞれ極彩色で描いている。通例の阿弥陀浄土変相図は、阿弥陀浄土の周囲に十六観想・九品往生を配置するが、本品のように積善と悪業そして地獄の情景を書き加えた図柄は珍しく、経典の内容をわかりやすく絵解きするための唱道画として描かれたものと考えられる。なお、破損や虫蝕が著しいが、当初の桐箱が付属しており、墨書によって本品の由緒を知ることができる。 |