蘭図

名称ふりがな	らんず
大分類	絵画
員数	１幅
作者	祇園南海
材質	紙本墨画
付属品	桐箱･紙たとう箱･巻止
法量まとめ	縦47.6　横27.3（表装縦129.2 横38.2）
時代	江戸
世紀	18
時期	中期
寄贈・寄託者名	和歌山県立博物館
解説	四君子の一つ、蘭を祇園南海(1676～1751)が描いた作品で、淡い墨で描かれたその葉には柔らかな動きがあり、花の蘂にほどこされた濃い墨と呼応して、風になびく蘭の香りをも感じさせている。隷書によって記された七言の２句は、単に君子のみにとどまらず、美人を寓意したものとして、南海の先進性をあらわしている。款印は「源瑜之印」「一片在玉壺」、関防印は「行雲流水」、遊印は「宜假」「竹溪弌逸」である。これらの使用印から、南海60歳前後の作と考えられる。
テーマ	まつり/いのり