松皮香合
名称ふりがな | まつかわこうごう |
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大分類 | 工芸 |
種類補足 | 木工 |
員数 | 1合 |
材質 | 木製 |
付属品 | 桐内箱(紙蓋付)・杉外箱・包裂 |
法量まとめ | 縦3.8 横7.0 高さ3.1 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 19 |
時期 | 後期 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 秋葉権現社は、火難除滅の霊験あらたかな社として、江戸時代に数多の人々の礼拝するところとなった。この秋葉権現社の鳥居の傍にある一岩は、亀の遊ぶ姿に似ているところから亀遊岩とよばれている。本品はこの亀遊岩に生えた松の樹皮を半月形に削って製作したという風雅な香合である。外面は松皮の肌をそのまま活かし、内面は金彩が施されている。蓋裏には、治宝とゆかりの深い表千家第10世吸江斎の花押(朱漆)があり、由緒の正しきを証している。 |