脇指 銘「武州住石堂秦(以下切)」

名称ふりがなわきざし めいぶしゅうじゅういしどうはた
大分類工芸
種類補足刀剣
員数1口
付属品白鞘・銅一重鎺・刀袋
法量まとめ全長57.0 刃長42.5 反り1.15
時代江戸
世紀17
元号寛文ころ
伝来赤羽刀
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 鎬造、庵棟の脇指で、ふくらついた猪首鋒として、反りは浅く、ずんぐりとした姿である。地鉄は、平地は杢目肌が起ち、鎬地は板目肌が詰む。幅広く焼いた匂出来の刃文は、湾れに互の目で、刃際に玉を焼き、丁字足が入る。帽子は、湾れ込んで掃き掛けて返る。茎には、上が切、下が勝手下りの化粧鑢がかけられ、茎尻は磨上げて一文字となる。江戸石堂の作を示す銘字は下が切られているが、本国美濃で秦姓の東連による作品の可能性が高い。東連は、守久という名で慶安ごろから作刀し、延宝4年(1676)に入道して東連と改名した。赤羽刀。

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