刀 銘「(銀象嵌銘)両度二胴打落」

名称ふりがなかたな めいりょうどにどううちおとし
大分類工芸
種類補足刀剣
員数1口
付属品白鞘・金一重鎺・刀袋
法量まとめ全長91.3 刃長71.3 反り1.49
時代江戸
世紀17
伝来赤羽刀
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 鎬造、庵棟の刀で、ふくらついた猪首鋒とし、重ね厚く、反りは浅いが、力強さと美しさを備えた姿である。地鉄は、板目肌がよく詰む。湾れごころの中直刃は、匂口締まり、砂流しがかかり、帽子は中丸で、尖って浅く返る。茎には、角度の浅い勝手下り鑢がかけられ、茎尻は浅い刃上栗尻である。一部脱落しているが、銀象嵌の試し銘がほどこされている。文珠鍛冶の作である可能性も想定される。赤羽刀。

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