刀　銘「摂州住康永」

名称ふりがな	かたなめいせっしゅうじゅうやすなが
大分類	工芸
種類補足	刀剣
員数	１口
作者	康永
付属品	白鞘・金一重鎺・刀袋
法量まとめ	全長88.0　刃長69.4　反り0.91
時代	江戸
世紀	17
伝来	赤羽刀
寄贈・寄託者名	和歌山県立博物館
解説	紀州石堂鍛冶の第３世代の刀工・康永による刀。鎬造、庵棟で、浅い中反りの姿である。地鉄は、板目肌に杢目交じりである。刃文は、湾れ基調であるが、物打ち付近は濤瀾乱刃とし、玉を焼く。小鋒で、帽子は湾れ込んで中丸で尖り、浅く返る。茎には筋違鑢がかけられ、小振りな刃上栗尻である。康永は、紀州から大坂へ移って作刀したが、銘文や刃文の特徴からも、その点をあらためて確認できる。赤羽刀。